取り壊しのビル活用したTHE MIRROR展

取り壊し前のビルを使ってのアートイベントTHE MIRROR展。名古屋商工会館というビル名から、てっきり名古屋のイベントかと思いきや銀座でした。

少し前に行なわれた麹町の''BCTION'のハチャメチャ感からすると、ずいぶんエスタブリッシュな雰囲気。古い建物の記憶と切断するように、四方の壁や天井は真っ白に塗られホワイトキューブ。そこに人気アーティストの作品が静かに並ぶ。

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使い込まれた床が素敵!


麹町の''BCTION''っぽい匂いが唯一したのはこの部屋。土屋公雄氏の作品。

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元々会議室だったという部屋で、椅子たちを反転させ天井へ。


「東京散歩」という題に軽い気持ちで申し込んだこの夜のレクチャー。なんと、土屋氏が教える武蔵美建築学科3回の公開プレゼン。20名の学生が個別に課題設定から作品の具体的アイデアを2分で説明し先生が講評。最初の数人の発表が拙すぎですぐに離脱しようかと思ったが、抜けにくい席だったこともあり、そのまま最後まで参加。これがジワジワ私の何かに来たんですわー^^; 自分で問題意識を持ち、それを自分なりにリサーチし課題化する。そしてそれを作品に表現として昇華させる。最後は作品にしなければならない、大きなジャンプが必要。「作品は説明じゃない、表現にどうするかだ」という先生の言葉が刺さりました。いやぁ、未完成な学生さん達だからこそ見えてくるもの、いろんな気づきもらえました。よい時間でしたー!